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竹林を有効利用して、新型コロナウイルスから人類を守るための提案―竹酢液の機能を商品化することで資源を活かす―

はじめに

3月26日、NHKの朝7時の国際ニュースで、ドイツのロベルト・コッホ研究所の所長が、新型コロナウイルスの流行は始まったばかりとの見解を述べていた。現時点でのドイツの感染者は35400人以上、死者は186人との事だが、実際はもっと多いだろう。フランスでは患者への人工呼吸器が全く足らない状態でお手上げという報道をしていた。
人工呼吸器で肺に酸素を送ったからといって肺細胞が機能しなくなりつつある状態で、酸素濃度だけを上げるという相変わらずの対症療法に開いた口がふさがらない。何の意味があるのだろうか。
世界中の医療関係者や政府の発言がころころ変わるのも事態を全く把握できていないことを証明しているようなものだ。
病院内での医者や看護師の重装備を見ても、エタノールの噴霧消毒もエタノールが蒸発して消えてしまうために効果が無くなることを示している。竹酢液を噴霧すれば、水分は蒸発しても含まれている成分は構造物に付着するから効果は簡単に消えない。
これまで書いておいたように、新型コロナウイルスのパンデミックが、人心、経済破たんへの恐怖というパンデミックを引き起こしている。
人心のパンデミックはさて置いて、経済破たんに対するパンデミックは
自給自足生活をしている人々には何の影響もないであろう。悠々自適の生活が確立されているからである。今回の新型コロナウイルスから人類への警鐘は、「人間の皆さん、もう一度原点に返って、ものや便利さばかり追求するのではなく、大地に脚を付けて自ら生産し、全てのいのちとの共生を図る道筋を早急に構築しなさい。そうでなければ、あなたたちは滅びますよ。」と伝えてくれていると感じなければならないのではないだろうか。私の提案に賛同して頂いた人々からいろいろの質問や自ら実践してこられた事例を紹介しながら自己防衛の手立ての参考にして頂ければと思っている。念のためにお伝えしておくが、私がこれまでやってきたことは竹酢液の機能に関する研究であって、類似のものでも木酢液については厳密な研究はしていない。それ故、竹酢液を中心にしてお話することをお許し願いたい。

竹酢液、木酢液の機能に対して寄せられた質問と実践例(その一)

  1. 東京で飲食店を経営されている女性からの質問で、「客足が途絶えてしまったので何とかならないだろうか。」と電話で問い合わせがあった。私の回答は次のとおり。

    回答:500㏄の竹酢液原液を5リットルから10リットルの水で薄めたものをバケツに入れ、小型の噴霧器で閉店後店内全てを噴霧処理してください。スモーク臭は残りますが、竹酢液の成分は周りに付着して殺ウイルス効果はある程度維持されるでしょう。この処理を継続することで安全を確保できる可能性があります。客にもその旨説明されると良いでしょう。

  2. オランダ在住の邦人女性からの質問で、「オランダも外出禁止令が出て、外に出るのもままならない。Twitterで新型コロナウイルスに関する貴方の記事を読ませて頂き、日本漢方研究所という所から木酢液を購入したが、新型コロナウイルスに対する処方が書かれていないので教えてください。」とのこと。パートナーのオランダ人男性は気管支喘息の持ち主、彼女は子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣嚢腫を患っているとの事。メールが送られてきた次の日に大量の出血で救急病院で手当てを受けたとの事。

    回答:木酢液に関しては、竹酢液と同様の効果が期待されるので、まず、食料品購入などで外出されるときはマスクに木酢液を噴霧して出掛ける事。パートナーには、ハンドスプレーか吸引器で木酢液を10倍から20倍に薄めて吸引する事。これによって気道に付着し、喘息を引き起こすアレルゲンとなる細菌やウイルスを除去できること。彼女の疾患に関しては、タンポンに同様に希釈した木酢液を含浸させ、膣部に挿入しておくことで、細菌を除去でき、患部の改善に役立つかもしれないことを伝えた。メルクマニュアルによると、全米での喘息患者は1200万人を超えているとの事。女性の膣部の疾患も膨大な数に上ると思うが、そのほとんどが対症療法で、ステロイド系の薬剤が用いられているのであろう。いのちを生み出す大切な部分を守るために、特に女性の場合、この部分は肛門や尿道と接触しているため細菌による感染が起きやすい。従来の薬剤では免疫力の個人差もあるが、効果が得られないものの方が多いと考えてよい。しかも、ステロイド剤のように多用すると、重篤な副作用が生ずることを常に念頭に置いておくべきであろう。

その他にも、内耳炎が快癒したとの報告や、外耳炎に試みてみたいとの連絡があった。とにかく、実証例を増やしていくことしかないだろう。
(続く)