生物由来の多成分系組成分の薬理機能について
新型コロナウイルスによる人心のパンデミックが世界中で拡大する中で各国政府の対応を見ていると医療関係機関も含め相変わらずの対症療法に終始している。結核予防用のBCGワクチンも効果があるらしいとの事で使われ始めたと黒川さんの情報である。駄洒落じゃないが、いつまでワクチンのワク(枠)にチン(沈)殿しているつもりなのか。
これまで同じことを繰り返し述べてきたが、一元化した自然科学、科学技術の上に構築された現代の物質文明を基本とするシステムは単純な物系の世界であり、人系(生命系)のような複雑系から成り立っている自然界では本来は成り立たないシステムである。医学は、本来当然のことながらこの人系に属するにもかかわらず物系を基本にして進歩、進化してきたが、今回の新型コロナウイルスの出現によってシステムの矛盾がこの分野でいち早く露呈されることになった。糖尿病の患者に対して根本治療を研究するのではなく、透析によって患者を奴隷にして金儲けの具にしてきたことの等はその最たる事例であろう。とにかく、生命系(複雑系)の学問体系をこれまでの自然科学が構築してきた素晴らしい研究成果を援用しながら具体的に進めていくことを医学界に提案したい。さて、本題に入ろう。
竹酢液は明らかに竹類という生命体由来のものであり、これまで述べてきたように数十種類の及ぶ組成分から構成されている多成分系の、まさに複雑系に属するものである。これまでの体験に基づく経験則からは、これを使うことによって水虫(白癬菌)、アトピー性皮膚炎、皮膚炎、老人性そう痒(そうよう)、内耳炎、外耳炎、鼻炎、気管支喘息、歯周病、糖尿病、やけどなどに効果を示すことが明らかにされている。最近のペットブームは現代の物質文明に疲れた人々がペットに癒しを求めるところから起ってきているのであろうが、ペットの動物たちも皮膚病や耳垂れに悩まされ、獣医のよいカモになっている。我家のダックスフントやクロラブが竹酢液を塗布したり、これを用いた風呂に浸けてやることで見事に治癒したのを見ても竹酢液の効果は抜群である。皮膚炎や潰瘍の症状はメルクマニュアルによると原因となる病根は複雑多岐にわたり、その一つ一つに対応する治療は困難を極めると記されている。正に複雑系の産物であるが、竹酢液はこれら諸症状に対して見事に対応してくれる。複雑系の生体を維持するために一時的に特効薬を用いる必要がある場合もあるが、永続的でないことを念頭に置いておかなければならない。そこで、竹酢液の作用機序に対する仮説を私一人が立てるのではなく多くの人々の知恵を結集して立ててみることを提案させて頂くことにした。これまでの専門、分化した物系の狭量な学問ではなく、人系(生命系)のいのちの共生、調和を図る学問をみんなの手で、みんなの知恵を集めて構築しましょう。そのために、皆さんと共有できる基本的な枠組みを私から提案させて頂き、この基本提案に皆さんからの更なる知恵を加え、より普遍的、統一的、根源的な、しかも全体主義という落とし穴にはまらないような基本概念を作り上げたいと思っています。
この基本概念を共有したうえで、新型コロナウイルスのみならず、現代文明病の病理を解明し、新しい生命系の枠組み(ノヴァパラダイム)を構築しましょう。たたき台を作るのは少々時間が掛かりそうです。お許しのほどを。
(続く)2020/4/5.